彼の光に照らされて

自分がこんな幸せな気持ちになれる時が来るなんて、思いもよらなかった。
結婚して、もう3年・・・。
お互いに好きだったはずの私たちは、同じ家に住んでいるはずなのに違う方向を見ているような気がする。
彼はほとんど家に帰らず、私はいつも一人ぼっちだった。
好きな紅茶の話すらできなくなった。

一人の時間を少しでも減らすために、私は習い事を始めた。
紅茶が好きで、もっと本格的に勉強をしようとしていたせいもあった。
いつか、彼と2人で喫茶店を開こう、と夢見ていたのに、もうそれも叶わなくなってきた。
だけど、あきらめたくはなかった。
その時に向けて、私は少しでも勉強しておこうと決心したのだ。

自分の世界を広げることは、とても有意義なものだった。
しかも、同じ時期に入った年下の彼とはとても話が合って、いつしか会えることを楽しみに感じるようになった。
(いつか彼と一緒に2人でお店を持てたら・・・)
そんな思いが私の中に生まれた。
この想いはいつしか大きくなって、私を動かすかもしれない。
主人と別れ、私は彼と共に夢の道を進むことになるかもしれない。
彼はとても輝いていて、私まで照らしてくれるような気がするから。